日本百名山・焼岳(2,444m)






週末、日本百名山の焼岳(2,444m)に登ってきました。
焼岳は長野県と岐阜県の県境に位置しており、
何度も何度も噴火や水蒸気爆発を繰り返し、
上高地での観光に欠かせない大正池も焼岳の噴火によって
梓川が堰き止められ形成されたらしい。
そんな荒くれ者みたいな焼岳は百名山の区分では中級者の下、くらいの区分。
中級の下でもわたしにとってはハード。
歩く距離も長いので1週間前から牛肉メインでスタミナをつけて臨みました。
おかげで最後までしっかり歩くことができました。









上高地からの田代コースは登山口までは散策コースを歩くので
気持ちがよく、ついのんびり歩いてしまいます。








焼岳はハシゴが点在することは知っていましたが、
出ました〜。でもこれは序の口。
下が見えるのがちょっと怖い。








垂直ハシゴも出てきた。
でも、まだまだ。








そして、ついに出ました!
ものすごい垂直ハシゴが。
一歩一歩確実に登っていきます。









上から見ると高さがよくわかり、
怖さ倍増です。








焼岳小屋を過ぎて、岩場を登っていくと山頂。
ところどころ水蒸気が噴出しているところや、
硫黄のガスを噴いているところもあるので、
そういう箇所は素早く通過です。

この日の眺望は最高でした。
疲れも吹き飛ぶ美しさ。







山頂を回り込んで中の湯へ下るコースを選んだので、
山頂直下のガスが噴き出している様子を見ることができました。








山頂の反対側には噴火口がぽっかりと。
山頂に来ないとこの景色は見られません。
穏やかだけど、猛々しさを感じる焼岳でした。









さすがの松本でも上高地よりは暑かったので
老舗喫茶店でアイスコーヒーを。
とっても美味しかったです。常連さんたちに愛されてるお店のようでした。
ごちそうさまでした。





ここ最近、わたしが山登りをしていることを知っているひとたちから
「山はしんどくない?」と聞かれることが多くなりました。
正直、しんどいです。ものすごーく。
どうしてこんなことしてるんだろ、なんて思うことも。
オーバー40で、日頃から運動しているわけでもなく、
スポーツも得意ではない。
それでも山には登れる。

「登山のどこがいいの?」
と聞かれることも多いです。
まだ答えは全然見つかっていません。

ただ、ここ3年登山をしてみて、
何も考えず体を酷使して泥のように眠る、ということが
気持ちよくなったし、
日常でイヤなことがあっても
辛かった山行のことを思うと、
「あぁ、あそこまで辛くはないなぁ。くすっ。」なんて思えるのです。
ニンゲンなんてそんなものかなぁ。
山に登ったって制覇した!なんて思えるわけもなく。
ひとつひとつの山がたくさんのことを教えてくれます。
そしてメンタルを強くしてくれました。
なので、うじうじ考えることがなくなりました。
考えるくらいなら、行動を起こして歩くことだとわたしは思っているから。

年齢も年齢なので毎年どんどん登らないと
体力的に登れない山も多くなってくる。
なんでも始めるのに年齢は関係ない、とはいうけれど、
山は1日でもはやく始めた方がいいと思う。
登れない後悔をする前に。







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